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[2008/07/17]【スポーツとともに①】青柳勧さん=日本水球の若きリーダー

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 水球のプロ選手としてモンテネグロで活躍する青柳勧さん(27)が、7日から11日まで富山に滞在し、富山北部高校や富山ウォーターポロクラブの選手を指導した。
Dsc_1823  毎年、欧州リーグがシーズンオフになるこの時期に帰国し、全国各地でジュニア選手を指導している。今回は、水中での体の使い方など基本の動きを重点的に教えた。「わたしが指導できる時間はわずか。この後、大きく伸びてほしいと考えて基本を確認した」と話した。
 青柳さんは、水球をメジャースポーツにしたいと願う。日本代表としてプレーしながら、強化体制や競技普及のあり方にまで積極的に発言する。全国を指導で巡りながら、「現場の指導者の声に耳を傾け、競技発展に生かしていきたい」と話す。
 「水球のポジションを上げ、『水球をやっていた』と胸を張れるようにしたい。そのためには、オリンピックに出場できるよう日本が強くならなければ。子供たちを教え、指導者の成長も手助けしていきたい」
 日本水球の未来を自ら切り拓くつもりだ。


■青柳さんに聞く。
Dsc_1830 ―水球の魅力を教えてください?

球技であり、泳ぐ力が必要で格闘技的でもある。スポーツのいろんな要素を楽しめる競技です。欧州では、キング・オブ・スポーツと言われています。極めるのが難しい分、やりがいがあります。

―スポーツから得たものは何ですか?
 失敗から学び向上するというプロセスが身に付き、要領の良さみたいなものを習得できたように思います。テストで百点とる頭の良さとは少し違う、1を聞いて5を知るみたいな考え方です。スポーツでは予期せぬミスが起こる。経験から多くを引き出せる力は、人間関係のうえでも通じると思います。

     
     ・青柳さん自作の公式ページ→ http://www.aoyagikan.com/
     ・5月のワールドリーグ時の朝日新聞記事→

      http://www2.asahi.com/olympic2008/news/TKY200805280085.html

        
        

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