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[2009/11/13]【BCリーグ】新監督の横田氏、進藤コーチら抱負/富山サンダーバーズ新体制決まる

横田さんDSC_0779

 プロ野球独立リーグBCリーグの富山サンダーバーズは13日、2010年シーズンの新体制を発表し、新たに監督に就任した横田久則氏らが会見した。
 チーム発足から3年間指揮した鈴木康友監督が西武のコーチに就任。ともに3年間、投手コーチを務めた横田氏が昇格した。小牧雄一コーチが留任し、新たに高岡市出身で横浜、オリックスで内野手として活躍した進藤達哉氏がコーチに就任した。

 横田監督は「投手力を強化し、守りに重点を置いたしっかりした野球を目指したい。富山の人から愛されるチームに育てていきたい」。進藤コーチは「地元のプロチームに携わる機会をいただき感謝している。富山の子供たちが入団したいと思うサンダーバーズを目指して頑張っていきたい」と話した。

※富山サンダーバーズHP
http://www.t-thunderbirds.jp/index.php
※進藤達哉氏プロフィール(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E8%97%A4%E9%81%94%E5%93%89

【記者会見コメント】
■富山サンダーバーズ永森茂社長
 3季目を終えました。2季目の昨年はリーグ優勝を果たし、野原選手をNPBに送り出すことができました。それを踏まえて今年は観客増と独立リーグ日本一を目指しましたが、目標には届かず、平均観客数は微減となり、地区優勝も逃しました。
新体制の集合写真DSC_0783  鈴木監督が西武のコーチに転身され、チームが大きく変わる節目を迎えました。4季目は新生サンダーバーズとして新体制のもと、独立リーグ日本一と観客でスタジアムをいっぱいにすることを目標に頑張って参ります。また課題となっている球団経営の安定化に向けて努力して努力していきます。

■新田八朗後援会長
 3人の監督、コーチのチームワークのもとに頑張っていただきたい。後援会としては会員数5000人を目指す「プロジェクト5000」に取り組み、チームをバックアップして参ります。これまでの会員数は1300-1400人で、それを3、4倍にする大きな目標だが、必ずや実現したいと思います。

■横田久則監督
 チーム発足以来、3年にわたりコーチを務め、富山県ならびにサンダーバーズには思い入れがあります。鈴木監督とともに矢倉を少しずつ組み上げて現在に至りました。まだ、それがしっかりしたものであるかは分かりませんが、今のかたちの矢倉をさらにしっかりしたものにできるよう、微力ながら頑張って参ります。今年は優勝を逃して悔しい思いをしましたから、その分を取り返したいと思います。

■小牧雄一コーチ
 引き続きコーチを務めます。横田監督を支え、バックアップしながら、今年は果た報道陣 DSC_0785 せなかった優勝を目指して参ります。

■進藤達哉コーチ
 これまでスカウトとしてBCリーグを見て参りました。選手たちが全力疾走する姿には感動をおぼえておりました。
 わたしが子どものころは地元にプロ野球チームができるなんて想像もつきませんでした。そのチームにこうして携わる機会をいただき、球団に感謝しています。鈴木監督が築かれたものを受け継ぎ、さらに向上させていきたいと思います。富山県の子供たちに『サンダーバーズに入りたい』と思ってもらえるようにできれば、コーチを引き受けた意義があると考えています。

■味方健二郎ゼネラルマネジャー
 初年度に記録した1試合平均観客数2005人、最多8530人を超えることを目標に運営して参ります。夏の暑さ対策や交通の便など課題の克服に取り組みます。観戦後、笑顔で帰ってもらえる球団を目指していきます。

【質疑応答】
Qどんなチームを目指しますか?
■横田監督
 富山は打撃のチームと言われてきました。わたしは投手出身ですし、監督の立場ですが主に投手陣をみていくことになると思う。進藤コーチは守備と走塁、小牧コーチは打撃とバッテリーをいう役割分担になるでしょう。打てるにこしたことはありませんが、投手力を強化して守り重点のしっかりとした野球、手堅い野球を目指していきたい。

Q経験をどう伝えていきますか?
■進藤コーチ
 守りは10割を目指せる部門だと思う。野球の長い歴史の中で培われた基本というものがあるので、それを伝えたい。中継ミスなどで無駄な塁を与えると野球の展開が変わってくる。基本に忠実に選手を伸ばしていきたいと思います。

Q地元に戻っての抱負は?
■進藤コーチ
 機会を作っていただいたことにまず感謝したい。応援され、支持される球団になっていくために力になりたいです。
 わたし自身、選手、コーチ、スカウトの経験があるので、NPBを目指して頑張っている選手にスカウトがどこを評価するのかとか、どこを伸ばせばよいのか、という点は伝えることができると思う。野原君に続く子供たちを育てたい。野原君が富山のみなさんに応援されているように、県民に愛される選手になれるように助言していきたいと思います。

Q地元に戻って就任することを決めた理由は?
■進藤コーチ
 今月初めにオファーをいただいた。地元で野球を志す子供たちに何かを伝えられるのではないか、と考えました。NPBで仕事ができたのも地元の声援があったからですし、恩返しをしたいと思いました。

Q横田さんはコーチから監督へ立場が変わるが心境は?
■横田監督
 期待と不安が半々です。野球を30年以上やっていますが監督業は初めて。やりながら自分のスタイルを作っていきたい。現場では投手陣を立て直すことが仕事になる。勝つために最善の努力をしたい。
 チームに集まる選手の多くは県外からやってきますが、富山の地で愛されるように育てていきたい。愛される球団を目指していきます。

Qチームの今後のスケジュールや運営方針を教えてください。
■永森社長
 あす14日から合同トライアウトが始まり、12月9日にドラフトがあります。1月半ばには新チームの全容が固まり、3月から本格的に始動することになります。
 新体制になり、フロントと現場のコミュニケーションをより密にし、3年間のリーグ運営の経験を生かして、より良いチームづくりを進めたい。今年に引き続き、地域貢献活動にも積極的に取り組みたい。富山の生んだスター選手である進藤コーチの就任で、サンダーバーズへの注目度も高まると期待している。

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