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[2012/06/17]全日本実業団バドミントン/強行出場も実らず4連覇ならず/トナミ運輸

 

第62回全日本実業団バドミントン選手権は17日、名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで決勝が行われた。男子のトナミ運輸は4年連続9回目の優勝を目指したが、日本ユニシスに1-3で敗れた。


トナミ運輸はロンドン五輪代表の佐々木翔選手、ダブルス日本ランキング1位の平田典靖選手・橋本博且選手のペアが海外遠征から緊急帰国してベストメンバーを組んだ。しかし佐々木が敗れるなどして競り負けた。


 大会記録(日本バドミントン協会HP)

http://www.badminton.or.jp/2012/all62jitsugyodan/index.htm



エース強行出場も実らず

トナミ運輸はエース佐々木選手の敗戦が響いた。インドネシア、シンガポールの国際大会の合間をぬって14日夜に緊急帰国して今大会に出場した。しかし、ミスが目立つなどプレーに精彩を欠き、コンディションが良くなかったのは明らか。ナショナルチームメンバーの若手・坂井一将選手に1-2(17-21、21-9、12-21)で不覚をとった。強行軍を言い訳にすることはなかったが「集中してプレーしようとしたが連続失点してしまった。精いっぱいやった結果」と表情はさえなかった。あす18日にはシンガポールへ出発し、ロンドン五輪前最後の公式戦に臨む。


荒木純監督は「佐々木、平田、橋本にはチームのために帰国してもらったが無理をさせてしまった。(頑張らなければいけないと)頭では分かっていても体がついてこなかったのだと思う。相手チームは昨年負けた悔しさをぶつけて勝負どころで力を発揮した。今年はこちらに風が吹かなかった」と話した。

 
4連覇は逃したが収穫もあった。園田啓悟選手とルーキー嘉村健士選手のペア、同じく新人のシングルス武下利一選手が敗れはしたがランキング上位の相手と接戦を演じた。荒木監督は「国内トップ選手ともいい勝負ができることを証明してくれた。さらに若手を伸ばしてベテランとバランスのとれた戦力にしていきたい」と話した。

 

 

 

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