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[2008/08/28]【BC】後期折り返し、富山首位に浮上

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対石川、4試合ぶり決着

 【BCリーグ=27日・石川県立球場】富山サンダーバーズは石川に5-2で快勝し、福井と勝率で並び北陸地区の首位に立った。石川とは3試合連続して引き分けていた。
 富山は後期、リーグ戦前半を終える18試合目にして初の首位。12日以来、4分けをはさみ4連勝で通算7勝6敗5分け。

 ▽富山-石川後期8回戦(富山2勝3敗3分け)
富 山 001 200 020|5
石 川 101 000 000|2


好継投で振り切る

 【評】富山は5人の継投で石川を振り切った。2番手で五、六回を無失点で抑えた萩原が今季初勝利。七回から宮本、木谷、小園が1イニングずつノーヒットに封じた。
 四回、野原の二塁打などで一死二、三塁とし、伊東の犠飛で同点。本塁への返球がそれて捕手と走者が交錯し、二走も一気に生還して逆転した。八回には振り逃げ、スリーバント失敗を含む4三振を奪われながら、町田、野原の連続長打で2点を追加した。


変身に成功 上り調子
/好リリーフの宮本

 富山は五回から4投手のリレーで石川打線を零封して逃げ切った。中でも光ったのは七回に登板した宮本晋伍投手=写真。右横手からの力強い直球で2番から三者三振に仕留めた。スコアボードの球速表示は最速146㌔を記録した。
Dsc_0935  今季、新潟から移籍した。昨季リーグ最多の四死球を与えた制球難をなおすため、上手投げから横手投げにフォームを変え、先月30日に初登板を果たした。2度目の登板となった12日以降、中継ぎとして4試合4回の投球機会を無失点に抑えている。
 「まだ制球に不安はあるが、今は投げていて楽しい。次も投げさせてもらえるよう、結果を積み重ねていきたい」と話した。
 前期優勝をうけ、「選手を育てながら、優勝も狙う」という容易ではない目標を掲げた後期。宮本をはじめ、初勝利を挙げた萩原淳由投手、けがから回復した小園司投手ら中継ぎ・救援陣が充実し、折り返しの18試合目で同率首位に浮上した。

 鈴木康友監督も手ごたえを感じており、上機嫌。「(夏休み最後のホーム試合の)29日は、地元のルーキー串田でいく。予告先発です」とリップサービスした。

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