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[2008/10/25]【スケート】田畑、穂積選手のシーズン開幕

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 スピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権が24日、長野市のエムウエーブで始まった。女子千五百㍍で10連覇を狙った田畑真紀(ダイチ)は2位、穂積雅子は3位に入った。優勝は短距離が専門の小平奈緒(信州大)だった。
 今大会はワールドカップ(W杯)前半戦などの代表選考会を兼ねている。田畑、穂積の両選手は25日の三千㍍、26日の千㍍にも出場する。


田畑選手 10連覇ならず

 日本スピードスケートの女子中長距離をリードするベテランと新鋭のシーズンが幕を開けた。ダイチ(株)=富山市=に所属する田畑真紀選手(33)と穂積雅子選手(22)。来季に近づいたバンクーバー冬季五輪をにらみながら、さらなる飛躍を目指している。
Img_1042  初戦はともに不満の残る内容だったという。田畑選手はラップタイムが周回ごとに落ちて伸びきれず、10連覇を逃して2位。穂積選手は最終周回のタイムが出場40選手中でトップだったが、前半の遅れが響いて3位だった。
 羽田雅樹コーチは「練習でできていることがレースで発揮できていない」と2人の滑りを評価。田畑選手については「ラップを『上げられず、耐え切れず』でタイムが悪かった。五輪までまだ時間があるので、フォームの改良にも取り組んでいる。転戦する中でやるべきことを明確にしていきたい」。穂積選手については「あせってしまっていた。同い年の(優勝した)小平選手のタイムを意識したのではないか。滑ってみないと分からないような不安定さがあっては困る。田畑に追いつき、世界を相手に戦ってほしい」と話した。
 この日の結果で、2人ともW杯代表入りは確実。30日には初戦のベルリン大会に向けて出発する。ヨーロッパを転戦し、12月中旬に一旦帰国して全日本選手権に出場する予定。


あくなき挑戦

 〇…田畑選手は今月中旬までの約4カ月、単身でカナダのカルガリーに滞在してトレーニングを積んだ。単独での海外合宿は初めて。アメリカ、カザフスタンなど世界各国から集まった選手のチームに属して練習した。「外国選手は特別、と思ってしまう『壁』を取り払いたかった」と言う。滑りの方も「今はまだいろいろ試している段階」。あと約1年半となったバンクーバー五輪へ向けて挑戦が続く。

■田畑選手の話 調子がよくタイムも期待していたが、練習での滑りがレースでできなかった。加速はよかったけれど、その後にうまくスケートを滑らせることができなかった。国内予選は通れたと思うのでほっとしている。世界で上にいけるよう、戦いの中で修正していきたい。

▽女子千五百㍍
①小平 2分00秒09(25.22  29.30  31.82  33.75)
②田畑 2分01秒53(26.43  29.72  31.72  33.66)
③穂積 2分01秒72(27.21  30.10  31.50  32.91)
                  ※()内はS-300-700-1100-Gの所要タイム

※田畑さん公式サイト→ http://www.e-tabata.net/
            (カナダ合宿の様子なども綴られています)

※毎日jpの大会記事→

http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20081025ddm035050152000c.html

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