富山市の総曲輪グランドプラザにスケートリンクがオープンした。氷を使わない樹脂製で、12月28日まで設置される。ニューヨークのロックフェラーセンターをイメージし、株式会社まちづくりとやまが企画した。歳末の中心街活性化に期待している。
　リンクは30㍍×10㍍。製氷にかかる電力を使わないことから、環境 に優しい「エコリンク」と名づけた。高さ15㍍のクリスマスツリー状のイルミネーションが、プラザの天井からつり下げられている。
　開場は６日から28日の午前10時から午後８時。靴のレンタル料を含む入場料は大人300円、小人100円。

※まちづくりとやまHP

　　　　　　　　　　http://tmo-toyama.com/ecorink/index.html
※グランドプラザHP　　 http://www.grandplaza.jp/

　オープニングセレモニーが５日にあり、森富山市長やイベント協賛社の代表がイルミネーションの点灯式を行った。カルガリー五輪出場者でプロスケーターの八木沼純子さんが地元のちびっ子フィギュア、ホッケー選手たちと滑走した。

　八木沼さんは「（樹脂リンクは）氷上と比べて足を押し込まないと滑りませんが、スケートが初めての方に慣れていただくにはとてもよい。自分のペースで楽しく滑ってください」と話していた。６日には八木沼さんが来場者と一緒に滑るイベントも行われる。

　森富山市長は「富山の冬は寒いですが、雪も含めて楽しみたいと思います。グランドプラザ活用法を市民から募った中で、ロックフェラーセンターのようにスケートリンクを作ってはどうか、と市内企業の女性から提案をいただいたのがきっかけでした。氷のリンクは事業費がかかるため断念しかけましたが、樹脂製を採用して晴れてオープンすることができました。子供のスケートのみならずウインタースポーツへの夢にもつながってほしいと思います」とあいさつした。