[2009/03/21]【山里からの挑戦】平、春高バレー念願の1勝
第40回全国高校バレーボール選抜優勝大会(春の高校バレー)の第2日は21日、東京・代々木第一体育館で男女の1、2回戦があり、県代表として37年ぶりに出場した男子の南砺総合平が1回戦を快勝した。県男子代表の初戦突破は6年ぶり。女子代表の富山一も初戦の2回戦で熊本信愛女に2-1(25-17、22-25、26-24)で競り勝ち、ベスト16に進出した。
南砺総合平は岐阜工と対戦。コンビバレーがさえて常に主導権を握ってゲームを進め、2-0(25-19、25-19)で勝利した。主将でセッターの高田央貴選手の巧みな配球に、エースの久保柊人選手をはじめ、168㌢の中元将選手=写真=らが応えてスパイクを次々に決めた。平は37年前に出場した第3回大会では初戦で優勝した崇徳(広島)に敗れており、同大会初勝利。インターハイを含め、全国大会で念願の初白星を挙げた。
南砺総合平は22日の2回戦で強豪の深谷(埼玉)に挑む。富山一は23日の3回戦で、札幌山の手(北海道)-市船橋(千葉)の勝者とベスト8をかけて対戦する。
【南砺総合平】
石名田周治監督の話
この舞台を楽しもう、と言って選手たちを送り出した。のびのびとプレーし、サーブレシーブもしっかりしていた。5人のスパイカーが仕事をしっかりしてくれた。勝って深谷にチャレンジするのが目標だった。あすが楽しみです。
高田央貴主将の話
全国で勝てたことがうれしい。昨年のインターハイを経験していたので、あまり緊張はありませんでした。中元の調子がよかったので、意識して打たせました。(セッターとして)うまく(攻めを)展開できたと思う。深谷は高さがあるので、サーブから攻めていきたい。
中元将選手の話
この体育館はやりやすいです。初戦で緊張はしましたが、楽しむこと、力を出し切ることを意識して試合に臨みました。(自身の)調子がよく、チームメートにうまく乗せてもらいました。次の深谷にはぶち当たるだけ。自分たちの力を出し切りたいです