[2009/04/18]【ホッケー】小矢部RED OX、地元ではつらつ
ホッケー日本リーグ男子の第3日は18日、小矢部市の小矢部ホッケー場で行われた。地元の小矢部RED OXは2-2で立命館大学と引き分け、通算1勝1敗1分けとした。19日は同所で13時から岐阜朝日クラブと対戦する。
小矢部は前半7分に先制されたが、同21分にペナルティコーナー(PC)から新人の太田翔選手が得点して追い付いた=写真。スピードと運動量が武器の大学生に対し、しっかり守りながら好機を狙う試合巧者ぶりを発揮し、後半26分に再びPCから早田佳史選手が決めて逆転した。一気に攻防が激しくなり観客を沸かせたが、終了間際の同33分にPCから失点して逃げ切ることはできなかった。
日本リーグ男子は10チーム(昨年優勝の天理大学が不祥事のため出場停止)が参加して10月まで総当り戦を行い、上位4チームのプレーオフで優勝を決める。昨年7位の小矢部は新人4選手が加わるなどして戦力アップを図り、プレーオフ進出を目指す。
※日本ホッケー協(日本リーグのページ)http://www.hockey.or.jp/game/hjl/index.html
※小矢部RED OX http://redox.jugem.jp/
■小矢部・沼田秀樹監督の話
勝ち切れませんでした。リードした時にもう1点ほしかったですね。相手は大学生では1番力のあるチーム。立ち上がりは悪かったのですが、試合経験の豊富な選手たちですし、徐々に流れをつかんでくれました。
(Qトップチームとしての目標は?)地域活性化に協力することです。地元の皆さんにプレーを見て楽しんでもらいたい。一生懸命に頑張る姿をみせたいです。(Q夢は?)スタジアムがあって、お年寄りから若者まで一緒にホッケーを楽しめたらいいですね。
■茶木裕史キャプテンの話
学生のスピードと運動量への対策は考えていました。なるべく角度のない外から攻めさせてボールを奪う計画でした。相手は思っていた以上でしたが、次第に慣れてきて対応できるようになりました。今季は日本リーグ、社会人選手権ともベスト4が目標。全日本総合選手権の出場権を獲得して、そこでは決勝進出を目指します。
能力が引き出される感じ/飛田選手が地元でプレー〇…ベルギーでプロ選手として活躍する飛田尚彦選手が、小矢部RED OXの一員として出場した。今季もベルギーでプレーすることを決め、リーグ戦が開幕する9月までは日本に滞在する予定。31歳のベテランだが、海外でのプレー経験を通じて「新たな能力が引き出されている感じがする」と言う。「もう少しプレーを磨くことにこだわりたい。コーチングの勉強もしています」と話す。
日本男子は北京五輪予選で敗れ、1968年のメキシコ大会から五輪出場を果たせていない。世界との差について尋ねると、「ホッケーの醍醐味は、パスをつなぐスピーディーさにあると思う。国内の試合はドリブルが多過ぎると感じます」と話していた。