[2009/07/18]【夏の高校野球富山県大会がスタート】
第91回全国高校野球選手権の富山県大会は18日、県営富山球場などで1回戦3試合があり、熱戦がスタートした。決勝は29日、富山市民球場で行われる予定。
過去最多の52校が出場。12日に開会式があり、試合はこの日から始まった。富山一、高岡龍谷、砺波工が勝ち進んだ。雨のため5試合が順延になった。
“松坂世代”の青年監督が夏1勝
〇…富山一が初戦を快勝。28歳の新任監督と選手たちが夏1勝をつかんだ。
黒田学監督は同校コーチを5年務め、今春から監督。県内で20代の監督は数少なく、「“松坂世代”に当たります。経験も浅いですし、ベテラン監督のように選手の心を操縦するようなことはできません。真正面から生徒一人ひとりにぶつかっています」と話す。「熱い監督です。声はチームで一番大きい」(主将の中村理人選手)と情熱的な指導でチームづくりに取り組んでいる。
春の県大会では1回戦で高岡商に3-9で敗れた。黒田監督は「主力選手に2年生が多くて、心の部分で幼さがありました。それからは、全力プレーを怠る者には練習をその度に止めて注意しました。選手たちとの真剣勝負です。謙虚にやるべきことが出来るようになり、6月に入って手ごたえを感じるようになりました」と言う。
守りは無四球、無失策で、攻撃でもすべての得点を2死から奪うしぶとさをみせ、8-0、7回コールドゲームで大沢野工を下した。中村主将は「以前はわがままなところがありましたが、今は別のチームです。次の試合も、中盤で気を抜くことなく自分たちの野球をしたい」と話した。
※富山県高校野球連盟HP(組み合わせ、日程変更など)
http://koyaren.el.tym.ed.jp/cms
※朝日新聞社の富山大会スコア速報ページ
http://www2.asahi.com/koshien/91/toyama/