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[2009/07/30]【速報・高校野球】福野、大逆転で初優勝

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 第71回全国高校野球選手権富山大会は30日、富山市民球場で決勝があり、南砺総合福野が5-4で昨年優勝の高岡商に逆転勝ちして初優勝した。福野は春、夏通じて初めての甲子園出場。
 福野は3点差を追う9回に一挙4点を奪った。高岡商の鍋田浩成投手に8回まで2安打、14三振に封じられていたが、金田和樹選手の2点二塁打で1点差に迫り、1死一、二塁から松本天選手が右中間を破る2点三塁打を放った。その裏、高岡商も2死からの連打などで満塁として一打逆転サヨナラの好機を作ったが、福野の上田航平投手が代打を三塁フライに打ち取った。

 ▽決勝
南砺福野000 010 004|5
高 岡 商 110 001 100|4
(福)盛田、上田―高山
(高)鍋田―松嶋
▽三塁打 安念、松本(福)、松嶋、川田、北田(高)
▽二塁打 金田(福)、鍋田(高)

【評】福野が土壇場の集中打で3点差を逆転して初の甲子園出場をつかんだ。高岡商の先発鍋田のスライダーに手こずり、8回まで2安打14三振に抑えられていたが、制球の甘くなった9回に3長短打を集めた。先頭打者・上田の中前打などで1死一、二塁とし、金田が低めのスライダーを捉えて左中間に2点二塁打を放った。なお1死一、二塁で、前進守備の右中間を破る松本の三塁打で一気に逆転した。守っては先発した盛田、4回に継投した上田が10安打を許しながらも粘って4失点に抑えた。
 高岡商は1回に三塁打の松嶋を犠飛で返して先制し、2回には宮Dsc_0186 口の適時打で2点目を挙げた。6、7回にも1点ずつ奪ってリードを広げ、先発の鍋田=写真=も16三振を奪う力投をみせたが逃げ切ることができなかった。

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