[2009/09/23]【天皇杯サッカー】ヴァリエンテ初陣飾れず(監督コメントを追加)
天皇杯全日本サッカー選手権が開幕。富山県代表のヴァリエンテ富山は20日、富山県総合運動公園陸上競技場で1回戦を行い、関西大学(大阪府代表)に0-7(前半0-1)で敗れた。
関西大学は総理大臣杯全日本大学トーナメントでベスト4の強豪。初出場のヴァリエンテ富山(白のユニフォーム)は守りを固めて速攻を狙う作戦で対抗した。圧倒的にボールを支配しながらサイド突破などで攻め込む関大に前半22分に先制されたが、体を張った守りで粘り、逆に同32分には決定機を作る。MF小林羊汰が中盤でインターセプトして縦に送り、FW南昌志、FW森川雄二とつないだがシュートはGK正面を突いた。
前半を0-1で折り返したが、後半6分にFKから追加点を奪われ た。関大の大きな展開を交えた揺さぶりに体力も消耗し、同15分に3点目を奪われると立て続けに失点した。終盤にFKやCKから得点を狙ったが一矢報いることはできなかった。
勝った関西大学は10月11日の2回戦でJ2の甲府と対戦する。
J2のカターレ富山は同日、富山県総合運動公園陸上競技場でJ2の岡山と対戦する。
■ヴァリエンテ富山・小林羊汰選手兼監督の話
試合前はみんな緊張している様子だったが、楽しみながらプレーできたと思う。後半は相手に勢いがあり、体力的に負けて押し込まれた。ボックスを作って守りを固めるのは強いチームと対戦する時にやっている戦術。北信越リーグのチームには経験やうまさがあるが、関西大には勢いがあった。スペースを狙ってくる動きなど、いいチームだった。
サッカーが好きで、上手くなりたい、強くなりたいと思ってやっている。よい経験ができたので、(来季は北信越リーグ2部に降格するが)いいチームを作っていきたい。
■関西大学・島岡健太監督の話
天皇杯で日本一になろうという大きな夢を掲げて普段から練習している。前半はいじめられて、ハーフタイムに選手の顔を見ると納得できていないようだった。いい顔をしてプレーしようと伝えた。先日あった大学リーグ戦の課題を踏まえ、ボールを速く動かすことがテーマだった。後半は大きなスペースを作って攻撃するうちらしさは出ていたと思う。
スタンドの応援も含めた一体感が関西大学の特長。きょうも学外から応援に来ていただいた方もおり感謝している。(次はJ2甲府との対戦だが)モチベーションはうちのほうがつくりやすい。勝つことを第一目標にしてやりたい。
■公式記録(日本サッカー協HPより)
http://www.jfa.or.jp/match/matches/2009/tennouhai/schedule_result/pdf/m24.pdf
■天皇杯出場チームの紹介(47ニュースより)
http://www.47news.jp/sports/soccer/tennohai89/team/
■ユーチューブ上にある試合の映像
http://www.youtube.com/watch?v=ZHzJKQImb5Q