[2009/11/07]【バドミントン】新生トナミ運輸、地元で堂々/日本リーグ
バドミントン日本リーグ2009の高岡大会が7日、高岡市民体育館であり、男子のトナミ運輸は3-0で、くまもと八代YKK APクラブを下して2勝目を挙げた。高岡大会は8日まであり、トナミ運輸は東海興業と対戦する。
トナミ運輸は第1ダブルスのチャンドラ・ヴィジャヤと平田典靖ペア、シングルスの佐々木翔、第2ダブルスの橋本博且・黒瀬尊敏ペアがいずれも2-0でストレート勝ちした。女子ではトナミ運輸でプレーした谷内貴昭さんが今季から監督を務める三洋電機が3-0で北都銀行に勝った。
リーグ戦は12月27日まで行われ、トナミ運輸は5年ぶり5度目の優勝を目指す。
※バドミントン日本リーグ公式ページ
http://www.badminton-league.jp/index.html
※日本バドミントン協会HP
http://www.badminton.or.jp/
※トナミ運輸バドミントン部
http://www.tonami.co.jp/badminton/
■今泉勉監督の話
最初のダブルスできっちと勝てて流れに乗ることができた。佐々木も思っていた以上のプレーで、ほぼ完璧だった。足がしっかり入ってロブが上がり、持ち味のスマッシュが生きた。ラウンドからのストレートなど素晴らしかったと思う。相手の園田選手は大物食いなので懸念もあったが、(ゲーム序盤でリードを奪い)出足がよかった。緊張感をうまく集中につなげていた。
地元での試合が初めての(2年目の)黒瀬も元気さで頑張ってくれた。ナショナルチーム組ではないが、鍛えられてずいぶん変わってきているので今後も期待している。優勝が目標だが、まずはあすしっかりしたゲームをしたい。
新生トナミ、地元で堂々のお披露目
若手が成長し、新たな顔も加わってリニューアルしたトナミ運輸が地元で堂々の戦いぶりをみせた。ダブルス、シングルスの計3試合いずれも1ゲームも落とすことなく快勝し、上位との直接対決が控える後半戦へ期待を抱かせる内容だった。
昨年までチームの柱だった大束忠司選手が引退し、舛田圭太選手は日本代表コーチに軸足を移した。世代交代が求められた中で、4年目の平田典靖選手、2年目の橋本博且と古財和輝選手がナショナルチームに入って国際大会で経験を積み成長した。また今季から、シングルス日本ランキング1位の佐々木翔選手=写真=が新たにチームに加入。戦力が整い、6月の全日本実業団選手権で2年ぶり6度目の優勝を果たした。
ナショナルチーム組に刺激され、ほかの選手も意欲的に練習に取り組んでいると いう。その中で実力を伸ばしているのが2年目の黒瀬尊敏選手=写真右=で、今泉勉監督も「日本リーグ後半戦のキーマン」と期待する。この日は橋本選手とのダブルスで出 場し、相手ペアをスピードとパワーで圧倒した。高岡工芸高校OBで、地元での日本リーグ出場は今回が初めて。「小学生の時に高岡で日本リーグを観戦してから、こうやってプレーするのが夢だった」と話した。
「今はバドミントンが楽しい。チームには力のある選手がそろっているので、1回でも多く出場できるように頑張りたい」と黒瀬選手。初々しい言葉は、新旧交代で活性化しているチームを象徴している。新生トナミの目標は、5年ぶり5度目の日本リーグ制覇だ。