[2009/12/26]【速報】トナミ運輸5年ぶりVへ望みつなぐ/バドミントン日本リーグ
バドミントン日本リーグは26日、大阪府守口市民体育館で最終節が始まり、男子のトナミ運輸は昨年優勝のNTT東日本に3-0で快勝して5年ぶり5度目の優勝に望みをつないだ。日本ユニシスが6戦全勝で首位に立ち、トナミ運輸はNTT東日本と並んで5勝1敗で追っている。
27日の最終戦でトナミ運輸がJR北海道に勝ち、日本ユニシスがNTT東日本に敗れると、上位3チームが勝敗で並び、取得マッチ率トップのトナミ運輸の優勝が決まる。
トナミ運輸は、全日本総合の男子ダブルスで初優勝した平田典靖・橋本博且組を今季初めて第1ダブルスに起用。2人はNTT東日本の田児賢一・川前直樹組を2-0(21-10、21-17)と圧倒した。続くシングルスでも佐々木翔が、長年のライバルである北京五輪代表の佐藤翔治に2-0(21-9、21-17)で快勝。第2ダブルスでもチャンドラ・ウィジャヤと黒瀬尊敏のペアが2-0(21-15、24-22)で勝った。
■トナミ運輸・今泉勉監督の話
最初の平田・橋本がチームに勢いをつけてくれた。団体戦は先手を取るほうが有利なのでうまくいった。(メンバーを変えたのは)全日本チャンピオンのペアを日本リーグで1度も使わないわけにはいかないと思ったし、(3日前の日本ユニシス戦で負けた)チャンドラさんが(パートナーを変えて)気持ちを切り替えるという点も考慮したから。
(地力優勝が消えて)他力本願だが5年ぶり優勝の可能性は残っている。チームとして全力を尽くして終わりたい。
※大会公式サイト
http://www.badminton-league.jp/index.html
全日本王者の貫禄/平田・橋本がチームに勢い
トナミ運輸が、ライバルのNTT東日本を圧倒して5年ぶりの日本リーグ制覇へ可能性をつないだ。今月初めの全日本総合で男子ダブルスの王座についた平田と橋本が、相手を寄せ付けない試合運びでチームを勢いづけた。
平田と橋本のコンビは日本リーグ今季初登場。これまではチームの作戦上、それぞれが別の選手と組んで出場してきた。だが、3日前の日本ユニシス戦で、双方のペアがともに敗れてチームも初黒星を喫したため、今泉監督がメンバー変更を決断した。
トップダブルスに起用された2人は期待に応え、難敵とみられた田児・川前組にストレート勝ち。内容も満点に近く、スピード、パワー、精度ともに相手を上回った。ナショナルチームのコーチを務めているキャプテンの舛田圭太は、2人のこの1年の成長ぶりを「自分たちスタッフがびっくりするぐらい」と言う。この日の快勝をみるに、タイトル奪取後も上昇曲線は続いているようだ。
平田は「全日本で優勝して、『へたな試合はできない』というプレッシャーは感じる。そんな中で、きょうも良いプレーができ、自信になった。優勝できるかどうかは分からないが、あすも勝って気持ちよく締めくくりたい」と話した。