31日に行われる大阪国際女子マラソンに富山市出身の野尻あずさ選手が出場する。クロスカントリースキーでW杯出場の経験があり、一昨年から陸上に転身した。名門の第一生命に所属し、招待選手14人のひとりに選ばれての出場となる。

　野尻選手は２週間前の17日、都道府県対抗女子駅伝で富山のアンカーを務めた。マラソンへの最終調整段階でもあり、第一生命の山下佐知子監督からは出場を見送ることを勧められたが、頼み込んで練習スケジュールに組み込んでもらったという。「楽しみにしていた大会でしたから。練習で疲れていましたが、その中での最善は尽くせたと思います。マラソンに向けて刺激をもらいました」と話した。

　「小学生の時に初めて出場した大会が『しんきろうマラソン』だったと思います。短い距離をヒュンと走るよりも長距離が好き。ずっと走ることは楽しみでした」と言う。スキー選手時代には、夏のトレーニングとして立山の天狗平山荘を拠点にして登山道を駆けた。富士登山競走で３連覇したこともある。

　競技者として陸上に取り組むにあたり、マラソン挑戦は目標だった。「タイムは２時間25分を切るこを目指します。初めてなので、どの程度まで走れるのか分かりませんが、わたしにとって最初の一歩になります。『挑戦』をテーマにしようと思っています。それに順位がどれだけついてくるか。ご褒美がもらえるかどうかは神様に任せます」と笑顔で抱負を語った。

■産経新聞記事（野尻選手の紹介記事）
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/351346/
■大阪国際女子マラソン大会公式HP
http://www.osaka-marathon.jp/
■関西テレビの番組公式HP
http://ktv.jp/marathon/index.html