[2010/01/10]【速報】アクア、強豪に競り負ける/Vチャレンジリーグ高岡大会
バレーボールのVチャレンジリーグ(Vリーグ2部)女子は10日、高岡市竹平記念体育館で第3週2日目が行われた。KUROBEアクアフェアリーズは、首位の日立佐和リヴァーレに1-3(19-25、25-22、17-25、22-25)で敗れて通算4勝2敗で6位に後退した。
日立佐和は昨季まで1部のVプレミアリーグに在籍していた今季の優勝候補筆頭で、これまでの4試合をすべてストレート勝ちしていた。KUROBEは「サーブから攻める」(米山弘監督)ことで相手レシーブを崩し、勝機を見出す作戦だった。
しかし、第1セットは狙いが裏目に出てサーブミスも目立ち、色摩知巳の強打で対抗したものの終始リードを許して奪われた。第2セットは効果的なサーブが入るようになり、高崎由佳梨の移動攻撃や左利きの村上菜央のスパイクやフェイントなど多彩なプレーで得点を重ねて奪い返した。
第3セットは逆に日立佐和のサーブに守りが崩されて序盤からリードを許して失った。粘り強いレシーブに遭ってスパイクを決めきれない場面が増え、一方で地力に勝る相手はエースの江畑幸子、城見美鈴らの強打で着実に加点した。第4セットは高崎の連続ブロックポイントや、ピンチサーバー播磨春香の連続サービスエースなど光るプレーがあり、16-18まで競り合ったがあと一歩及ばず押し切られた。
■KUROBEアクアフェアリーズ・米山弘監督の話
自分たちのバレーを少しできた感じはする。相手エースには高さと決定力があり、スパイクを決められても、なるべく良い状態で打たせないようにする必要があった。うちがやるべきこととして、ミスをしても思い切ってサーブで攻めていこう、と指示した。ポイントを奪うまではいかなくても、効果的なサーブができていたと思う。第1セットである程度互角に戦えることが分かり、頑張って第2セットを取り返すことができた。得点できるチャンスでしっかり加点できるようになれば、もう少し相手に近づけるだろう。(リーグ戦全11試合の前半を終えて4勝2敗の成績については)選手がよくやってくれており、満足している。
■同・色摩知巳選手の話
(アタックで両チームでトップの22得点。)強い相手にもう少しで勝てるところまでいくことができ、今後への手ごたえはつかめた。しかし、アクアのペースで進めていた時でも相手は大きく崩れなかった。(相手エースの江畑選手に負けないように)ジャンプ力をつけて打点を高くし、ブロックが2枚ついてもしっかり決めていけるようにしたい。
※KUROBEアクアHP
http://www.aquafairies.jp/index.html
※試合の戦評や詳細データ(VリーグHP)
http://www.vleague.or.jp/game_result2/season_id=457&round_id=1