[2010/01/31]【速報】野尻さん、初マラソンで8位入賞
大阪国際女子マラソンは31日にあり、招待選手として出場した富山市出身の野尻あずさ選手(第一生命)は2時間29分12秒で8位入賞を果たした。
初めてのマラソンだった野尻選手はスタートから先頭集団につけた。10㌔を過ぎて集団が9人に絞られてからも食い下がったが13㌔付近から遅れだした。しかし、15㌔地点を過ぎてからリズムをつかんで再びペースを上げて、18㌔付近で7位、32㌔付近で6位まで順位を上げた。その後は疲れて順位を落としたものの粘って8位で完走した。
●野尻あずさ選手の話
よい経験をさせてもらいました。レース後半の大阪城公園を過ぎたあたりから雨が強くなり、疲労がどっときました。30㌔を過ぎてマラソンの過酷さを肌で感じ、40㌔に入る手前からフラフラの状態になってしまいました。とにかくゴールしようと思って走りました。
(トップ集団から離れてから再びペースが上がった理由は)沿道からの声援が大きくなり、のびのび走ることができたからです。ひとりじゃないと感じ、走りながらいろいろな思いが巡りました。初めてマラソンを走って、体のきつさや苦しさだけじゃない、それを越える何かがあると感じました。生きていくために大切なことを教えてくれるような気がしました。