[2010/06/13]【速報】トナミ運輸が2連覇/単で新旧のエース破る殊勲/全日本実業団バド
バドミントンの全日本実業団選手権は13日、神戸市立中央体育館で男女の決勝があり、男子はトナミ運輸がNTT東日本を3-1で下して2年連続7度目の優勝を果たした。女子はスネサスSKY(前NEC SKY)が3-1で日本ユニシスに勝ち、2年ぶり3度目の制覇。
トナミ運輸は第1ダブルスでエースペアの平田典靖・橋本博且が敗れたが、第2ダブルスでチャンドラ・ヴィジャヤと松澤龍徳のペアが勝った。第1シングルスで古財和輝が、国内第一人者の田児賢一を破ると、第2シングルスでも園田啓悟が北京五輪出場の佐藤翔治を下して一気に勝負を決めた。
■トナミ運輸・荒木純監督の話なにが起こるか分からない団体戦ならではの流れだったと思う。相手のNTT東日本はシングルスが強く、(古財、園田、佐々木の)3人のうち1人が勝てれば3-2で優勝できると考えていた。ダブルスで1敗して苦しい展開だったが、若い古財と園田が頑張ってくれた。
古財は前日の準決勝では負けたものの気持ちの入った良いゲームをしていた。相手エースの田児選手にぶつけるなら彼しかないと考えて第1シングルスに起用した。コートの中で走ることができる選手なので、ラリーを続けて長い試合をするよう指示していた。カット、クリアでボールを回しながらミスを少なくプレーし、相手ペースにさせなかったのが良かった。園田もコートの中で気持ちを出して走り回る持ち味を発揮してくれた。振り返ってみると、2-0から追い付かれて負けパターンだった準決勝の第3シングルスで園田が堪えて勝利してくれたのが大きかった。
▽男子決勝
【トナミ運輸3-1NTT東日本】
平田・橋本 0-2(16-21、13-21) 佐藤・川前
チャンドラ・松澤 2-0(21-6、21-15) 山口・小松崎
古財 2-0(21-18、21-15) 田児
園田 2-1(21-16、13-21、21-16) 佐々木