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[2010/07/20]全国高校野球選手権富山大会/シード4校などが3回戦へ

水橋×富山北部 DSC_0013 

 第92回全国高校野球選手権の富山大会は19日、2回戦8試合があり、シード校の砺波工、高岡商、桜井、富山商がいずれも勝ち進んだ。20日は試合がなく、21、22日でベスト16が出そろう。


※大会主催・朝日新聞の特設ページ
http://www2.asahi.com/koshien/92/toyama/



2年生バッテリーが殊勲

勝利を喜ぶ高岡南の笹島投手 DSC_0090  伝統校の新湊を4-3で下した高岡南は2年生バッテリーの苦心の配球が光った。徹 底したインコース攻めで打者のタイミングを外して打たせて取り、味方が1、2回に挙げた4点を守り切った。

 投手の笹島甲吉選手は「新湊打線は外角もしっかり打ってくる。インコースを使わないと抑えられない」と思っていたという。1回にいきなり連続長打を浴びて強打の洗礼を受けた。捕手の前田稜選手は、配球の中心に考えていたスライダーを相手が狙ってきていると感じ、すぐに「外のスライダーを見せ球にして内角のストレートで勝負する」パターンに切り替えた。サインを出しては1球ごとに打者寄りに捕球姿勢をとり直し、厳しいコースを要求した。レフトフェンス際まで運ばれる大飛球が2度もあったが強気を貫き、3併殺などで再三のピンチをしのいだ。

 同じ中学の出身で当時からバッテリーを組んでおり、呼吸はぴったり。勝負どころでは前田選手がタイミングよくマウンドに駆け寄り、2人で気持ちを落ち着かせた。笹島選手は「冷静に、いつものように打たせて取ろうと心掛けた。リードを信頼していた」と話した。

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