[2010/11/13]水橋が8年ぶり5度目の制覇/高校サッカー選手権富山大会
第89回全国高校サッカー選手権富山大会は13日、県総合運動公園陸上競技場で決勝があり、水橋が1-0で富山一を下して8年ぶり5度目の優勝を果たした。水橋は県高校総体との2冠を初めて達成。富山一の8連覇はならなかった。
水橋は守りを固めて富山一の攻撃に対応し、前半30分にカウンターから先制点を挙げた。MF山元章寛が左サイドからクロスを送り、走り込んだキャプテンのFW藤井直樹が決めた。北信越プリンスリーグ王者の富山一も慌てずに反撃し、後半15分過ぎからは相手を押し込んだが水橋の体を張った守りの前にゴールを破ることができなかった。
●水橋・安井孝志監督の話
すべての仲間に感謝したい。選手たちが1年間、積み重ねてきたものを発揮してくれた。(富山一に勝つには)これしかないという展開に持ち込むことができた。相手のキーマンである鈴木選手と中田選手をマークしながら2列目からの飛び出しにも注意する必要があった。今年のチームには、守りについて素早くスライドすることなどうるさく指導してきたが、きょうは選手がよくやってくれた。ほめてやりたい。今夏のインターハイでは初勝利を目標にして果たすことができた。選手権では16強まで進んだことがあるので今度はベスト8が目標。スタイルは変えることができないので守り抜いてどれだけやれるかだ。
●水橋・藤井直樹主将の話
プレーをしていてみんなの声援が聞こえてきました。メンバー外の仲間が一生懸命に応援してくれた。スタッフ、父兄をはじめみんなに感謝したい。勝てたのは、みんなが気持ちをひとつにして戦うことができたから。全国大会では強いチームとの対戦になるが、一つひとつ勝って(準決勝がある)国立競技場を目指す。(得点シーンについては)練習通りのかたちで、GKとDFの間を狙ったクロスが来ると信じていた。これまでの試合で得点チャンスを逃してきていたので、「ここで決める」と思って決勝に臨んでいた。