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[2012/04/26]BCリーグ6年目が開幕/サンダーバーズ初勝利

 

3ランを放ち仲間から祝福される富山の日野選手(中央)

  プロ野球独立リーグのBCリーグは6年目のシーズンが開幕。富山サンダーバーズは25日、3戦目にして今季初勝利を挙げた。サンダーバーズは高岡市出身の進藤達哉監督が就任し、08年以来のリーグ制覇を目指す。

 
■覚悟を決めて逆転3ラン

 サンダーバーズは25日、魚津桃山球場で信濃グランセローズを3-1で下して今季初勝利を挙げた。1点を追う七回に指名打者・日野悠三選手が3ランを放ち逆転勝ちした。


 嫌な流れを断ち切る殊勲の一発だった。毎回のように得点圏まで走者を進めながら適時打が出ない。勝利を逃した開幕2戦と似たじれったい状況が続く。日野も三、五回の好機で三振と併殺打に倒れていた。しかし、一死一、二塁で巡ってきた七回は「前の打席は考え過ぎて失敗した。来た球を打つという気持ちで思い切りいった」。3球目のカーブを強振すると、高く舞い上がった飛球が左翼フェンスを越えた。


 進藤監督は「ファールになった2球目のスイングを見て、(日野が)『腹をくくってくれたかな』と感じて期待していた。チャンスではあれぐらい腹をくくって打たなければいけない。そういう選手を見つけ、育てなければいけない」と話した。この日を含む3戦が示すように今季はリーグのレベルが上がって接戦の連続が予想される。進藤監督の思いに応える勝負強い選手が数多く台頭してきた時に4年ぶりの優勝が見えてくる。

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