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[2013/12/28]【バドミントン】日本リーグ大詰め/トナミ3連覇へ王手

 

 バドミントン日本リーグの最終節第1日が28日、東京・墨田区総合体育館であり、男子のトナミ運輸(高岡市)がNTT東日本を3-0で下して全勝をキープした。29日の最終日には3年連続7度目の優勝を目指し、同じく5戦全勝の日本ユニシスと対戦する。

 

※バドミントン日本リーグ公式HP

 

 接戦制し3連覇へ王手

 トナミ運輸は実力が拮抗しているライバルNTT東日本との激戦を制して3連覇に一歩前進した。第1ダブルス平田靖典・橋本博且組、第1シングルス佐々木翔選手がともに第1ゲームを落としながらも逆転勝ち。苦境を乗り越えた勢いを29日の最終戦にぶつける。

 

 平田・橋本組は、全日本総合シングルス6連覇の田児賢一選手と川前直樹選手のペアに第1ゲームを20-22で奪われた。しかし第2ゲームは終盤に突き放して21-15で取り返し、最終ゲームは21-8で圧倒。レシーブの精度が高まるにつれ相手のミスが増え、橋本選手の強打もよく決まった。橋本選手は「自分たちのプレーをすれば勝てる、というイメージをもってプレーできていた。平田さんがラリーをつくって(スマッシュを)打ちやすいボールが上がってきていた」と振り返った。

 

 佐々木選手もナショナルチームの成長株・19歳の桃田賢斗選手に第1ゲームを15-21で先取された。第2ゲームも終盤までリードを許し、14-17まで追い詰められたが、ここから連続ポイントで接戦に持ち込み21-19で奪取。最終ゲームも21-18で競り勝った。「押され通しだった。終始リードされ、追い付きそうになると相手がスピードアップして離されるパターンの繰り返し。追い付けばなんとかなると思ってプレーする中で集中が高まりギアを上げることができた」と話す。粘り強く続けたラリーが相手のミスを誘い、勝負どころで狙い澄ましたスマッシュをコースに打ち込んだ。昨年の世界ジュニア選手権を制している桃田選手の力を認めたうえで「泥臭くプレーするしかない」と腹をくくっていたという。得意とする我慢比べに引きずり込んで31歳のベテランが意地をみせた。

 

 トナミ運輸は今月上旬の全日本総合選手権で無冠に終わっており、今季最後のタイトルであるこの大会にかける選手たちの想いが強い。橋本選手は「チームがよい雰囲気で最終節を迎えられている。自身のモチベーションも上がっている」。この2連戦に照準を合わせて調整してきたという佐々木選手は「まだ半分が終わっただけ。あすもなんとかして勝ちたい」と話した。

 

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