[2014/01/12]【都道府県対抗女子駅伝】富山、主力欠き40位台に後退
第32回全国都道府県対抗女子駅伝は12日、京都市・西京極陸上競技場発着の42.195kmであり、富山は2時間25分45秒で43位だった。
富山は「ふるさと枠(地元出身者枠)」で出場予定だった実業団チーム所属の2選手がいずれも直前のけがなどで出場できなかったのが響いた。1区には昨年末の全国高校駅伝1区15位の福居紗希選手(富山商高)が抜てきされたが、大学・実業団のスピードランナーに交じると38位に粘るのが精いっぱい。その後も全体的に振るわず、区間別の順位でも最終9区の野尻あずさ選手(ヒラツカリース)の30位が最高。昨年は過去最高タイム(2時間20分39秒)で26位だったが、大きく順位を下げて13年ぶりに40位台に終わった。
※大会公式サイト(京都新聞社)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/kyo_np/info/ekiden/14ekiden/
※NKHロードレースオンライン
http://www1.nhk.or.jp/rr/race03/index4.html
●富山・山本正樹監督の話
主要区間に起用するはずだった実業団の選手がけがなどで出場できず、そこに高校生をあてざるをえなかった。予測はしていたがやはり厳しいレースになった。各選手はそれなりに力を出しているが、(駅伝は)流れに乗れないと苦しい。中学、高校生の底上げをはかりながら選手層を厚くしていくしかない。
●富山・野尻あずさ選手の話
選手それぞれが一生懸命に走ってたすきをつないだことに価値がある。結果が良ければ県民のみなさんにも喜んでもらえたと思うが、この大会は毎年あるので成績は良い時も悪い時もある。いずれは富山も強豪県に追い付き、追い越せると思うし、自分自身はその時のための中継ぎ役。きらりと光るものを持っている選手は富山にもきっといるはず。「わたしにもできる」「僕にもできる」と思う何らかのきっかけがあればよい。