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[2015/05/23]県内22年ぶりの新球場/ボールパーク高岡

内野スタンド最端最高段から撮影

 高岡西部総合公園野球場(愛称・ボールパーク高岡)が23日にオープンした。県内で本格的な野球場が竣工するのは1993年の砺波市野球場以来で22年ぶり。


■黒土は甲子園と同じ
黒土は甲子園と同じ 甲子園と同じ黒土を使用しており、外野は天然芝。収容人員は1万人。内野スタンドの外野寄りの部分が両翼のライン近くまでせり出しているのが特長のひとつ。

 ナイター照明や多目的の人工芝屋内グラウンドも備えている。スコアボードはLED方式。当初は磁気反転方式を予定していたが、LEDの普及と価格低下が急速に進んだため計画が変更されたという。


■防災拠点としての役目も
ダッグアウト 高岡市が旧福岡町との合併10周年に合わせて、西高岡駅が近い千鳥丘町一帯に約49億円(野球場26億円)をかけて整備した。公園内には野球場のほか多目的グラウンドやジョギングコース、遊具広場などがある。子供たちに人気のある「ふわふわドーム」が県西部で初めて設置されている。

 災害時には避難場所になることから、座面を外すとかまどとして使用できるベンチや簡易トイレを設置できる設備が導入され、球場内には非常用物資の備蓄庫もある。


屋内グラウンド オープニングセレモニーで高橋正樹市長は「スポーツをする人、見る人が楽しめる施設になった。親しまれ、愛される公園にしていきたい」とあいさつ。

 2005年11月の合併時に市長だった橘慶一郎衆院議員は「合併翌年の2006年に福岡高校が甲子園に初出場した時に、この地の地元である五位中学出身の生徒が主力選手だったことを思い出す。素晴らしい選手、ドラマが生まれることを期待する」。

 旧福岡町長の石澤義文氏は「わたしは長く野球にかかわってきてこの日を待ちわびてきた。高校野球が始まって100年になる今年に立派な球場ができた。甲子園出場やプロ野球選手になるという夢をふくらませてほしい。スポーツ振興を通じて高岡市が発展することを願っている」と祝辞を述べた。

テープカット

 

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