TSCのJリーグ観戦ツアーとしては初となる万博記念競技場でのゲームには、G大阪のホーム最終戦ということもあり、19,000人を超える観客が詰め掛けました。折から冷たい強風が吹き抜け、晩秋から初冬へと季節の移ろいを実感する空模様でしたが、熱狂的なサポーターが双方のゴール裏に陣取り、寒さを吹き飛ばすような熱気にスタジアムが包まれていました。

　午後2時キックオフの試合は、浦和が個人技を活かしての突破を図り、G大阪はMF遠藤を起点にサイドから切り崩して好機をうかがう展開に。前半終了間際にG大阪・FW山崎が2枚目のイエローカードで退場となり、後半開始直後から浦和の猛攻が始まりました。しかしG大阪はこれをよく凌ぎ切り、後半20分に浦和FWエジミウソンがレッドカードで退場すると、数的不利を解消したG大阪に勝利の女神が微笑みます。後半39分、この日再三チャンスメイクをした右サイドをDF加地が駆け上がり、クロスを遠藤が頭で決めて決勝点！宿敵・浦和から貴重なゴールを奪った歓喜にスタジアムが揺れました。

　両チームの戦略と技術がぶつかり合った前半、人数が減って闘志むき出しの激しい攻防となった後半と、対照的な戦況を味わうことができた試合でした。万博記念競技場は指定席ゾーンが少ないため、今回の39名のご参加者にはバックスタンド側の自由席券（SB席）をご用意し、ご贔屓のチームのサイドで応援をしていただきましたが、ご意見・ご感想などはTSC事務局宛にお寄せ下さい。

　ご参加者の皆様、貴重なチケットをご手配いただいたガンバ大阪のご関係各位、安全快適なバス運行をいただいた中部観光様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。来年もTSCツアーは続ける予定ですので、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました！