[2010/01/29]【速報】高岡商、春の甲子園出場決まる
第82回選抜高校野球大会の出場校選考が29日にあり、北信越代表として高岡商が選ばれた。同校は4年ぶり4回目の出場。大会は3月21日から甲子園球場で行われる。
※大会主催の毎日新聞の特設コーナーhttp://mainichi.jp/senbatsu/
●宮袋誠監督の話
新たなスタートとして身が引き締まる思い。チームには特筆すべき選手もおらず、力よりもつながりや精神的な粘り強さが特長。昨年夏の県大会決勝の敗戦から得たものが大きい。
北信越大会、神宮大会と一流投手との対戦では打線が機能しなかった。(秋以降の練習では)それをいかに克服するかを課題にして、打撃フォームの無駄をなくすこと、軸をしっかり作ってスイングすることなどに取り組んでいる。良くなっているきざしはある。守備面でも反復練習でレベルは上がってきていると思う。今後、基本を実戦につなげ、チームとしての力にまとめていきたい。
(甲子園では)全員が心をひとつにして攻め続けたい。それが昨夏に学んだことでもある。選手には「やるからには全国制覇を目指し、覚悟を決めてやろう」と話している。実力がまだ足りないからこそ、高い目標を掲げることがエネルギーを生むと思っている。
●松嶋真樹主将の話
きのうからドキドキして、(正式決定の知らせが)待ち遠しかったです。自分たちが、こうやってあるのも夏の敗戦があったからで、(一緒に戦った)3年生には感謝の気持ちでいっぱいです。
(甲子園では)最後まであきらめない、粘り強い野球をしたい。(課題の)打撃はシャープに打つことを心掛けて練習している。打撃、守備ともまだまだレベルが低いので練習したい。全国制覇が目標だが、とにかく目の前の試合に集中することが大切だと思っています。
●鍋田浩成投手の話
この日を楽しみにしていました。甲子園の舞台に立てることに感謝したい。全国大会で勝つことを目標にしてきた。まだまだ練習しないといけない。
神宮大会では力、スタミナ、精神面ともにまだ足りないと思った。スピードとスタミナアップを目指してランニング量なども増やしている。あと2カ月しっかり練習したい。北信越代表として、3年生の涙のぶんも、応援してくれている人のためにも頑張りたい。
3年生も一緒に吉報を聞く〇…4年ぶりに春の甲子園出場が決まった高岡商は、制服姿の3年生部員もグラウンドに集まり、そろって正式決定の知らせを聞いた。
同校は昨夏の県大会決勝で逆転負けを喫し、3年生は甲子園出場を逃した。試 合に出場していた鍋田投手や松嶋捕手をはじめ1、2年生は、その時の悔しさをばねに秋の北信越大会を制して選抜出場を確実にした。「あの時がなかったら今はない。3年生も一緒に出場決定の節目を迎えたかった」と宮袋監督は話した。
選手たちを前に宮袋監督は「目を閉じて、もういちど夏の試合を思い出してほしい。あの無念を晴らそうとの一心で戦い、苦しい試合が続く中で3年生の存在に助けられた。ありがとう」。その後にはポジションごとに1、2年生から3年生へあらためて感謝の言葉を伝える機会も設け、松嶋捕手や土屋外野手らが「感謝の気持ちを甲子園で成長した姿をみせることで表したい」と誓った。
◇TSCタイムス
【秋季北信越大会の戦い】
http://toyama-sc.typepad.jp/tsc_times/2009/10/post-4bf1.html
http://toyama-sc.typepad.jp/tsc_times/2009/10/post-4a09.html
http://toyama-sc.typepad.jp/tsc_times/2009/10/post-d82c.html
【夏の県大会決勝】
http://toyama-sc.typepad.jp/tsc_times/2009/07/post-3f64.html
http://toyama-sc.typepad.jp/tsc_times/2009/07/post-d6c4.html