[2009/04/12]ニュージーランド(NZ) Sports Life Ⅷ
さて、今回も引き続きクラブハウスについてお伝えします。
3月6日土曜日はPCUのClub dayでした。Club dayとは、定義はよくわかりませんが、PCUが試合を運営し、BBQで選手や観客たちにソーセージやジュースなどを振る舞い、楽しむ日のようです。試合はプレミア男子以外のグレードが集まり、PCUのクラブハウスに隣接する広場、7会場使って行われました。
審判は、試合をしていないPCU会員が交替で担当し、BBQもクラブ会員(選手の親等)が分担して運営します。
BBQが始まると、試合を終えたこどもたちが列を作って順番を待っていました。ソーセージは約800本用意され、午前10時半ごろからお昼過ぎまで絶え間なく列ができ、800本すべて売り切りました。この売り上げがクラブ会費になるのかなと思い、インタビューしてみたところ、プラスマイナスゼロ!ということでしたが、「選手たちにとっては楽しくすごせたからいいんだ。」という回答が返ってきました。
試合は午後4時すぎに終わりましたが、Club dayはまだ続きます。試合を終えた選手や観戦を終えた方々が次々とクラブハウスに集まり、試合を見ながらビールを飲んだり、会話を楽しんでいました。(クラブハウスの窓から会場がよく見えます)私も、途中から参加したのですが、クラブの関係者でなくても、ただ会話を楽しみにやってくる人もいました。
前回もレポートしたように、クラブハウスがコミュニケーションの拠点になっています。ある方に、「もし、クラブハウスがなかったら?」と質問したところ、「もし、なかったら他のクラブハウスに行くよ・・・。」と返ってきました。私の質問の仕方が悪かったかもしれませんが、「クラブハウスがないということは考えられない」と言っているように感じました。
PCUのクラブハウスはラグビー、クリケット、テニス、ソフトボールで使用しています。ただし、総合型のクラブではなく、それぞれの種目がクラブを運営しています。クラブハウスに隣接するのは、芝生広場が二つとクリケットフィールド、テニスコートです。
このClub dayにおいて、パンフレットを置いてクラブを紹介したり、PCUのキャップやサンバイザーを販売したり、New Zealandジュニア代表に選ばれた子が協力金を募ったりしていました。(New Zealandのソフトボールは代表に選ばれても遠征費は自分で払わなければなりません)
このようなアピールは、クラブにとってとてもいい機会です。特に、PCUはクライストチャーチ内でも大きい方のクラブなので、クラブ内のことを知る機会にもなります。お世話をしてくださった方々にとっては、大変な日ではありましたが、その方々も楽しんでいるように見えました。
Club dayは夜7時に無事終了しました。
稲場枝里子
写真左から
1枚目:ソーセージ販売ポスター
2枚目:クラブハウスにて