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[2009/04/30]ニュージーランド(NZ) Sports Life Ⅸ

Sany0845  ニュージーランドスポーツライフ!今回は、連載していますクラブPCUの簡単な変遷をお伝えします。左写真はPCUプレミアWomenの皆さんです。次回は最後のNZレポートとなりますが、ご期待下さい!!

 さて、PCUクラブの簡単な変遷です。

 PCUはParklands Christchurch Unitedの略です。おそらく、クライストチャーチのソフトボールクラブで一番大きいと思います。十数年前かそれより前に、Parklands Unitedとhristchurch Unitedが合併してできたクラブです。

 Parklands Unitedの方は、ジュニア向けのクラブとして、Christchurch Unitedの方はシニア向けに存在していました。しかし、それぞれのクラブが行き詰まりを感じ、両クラブで会議にて合併することになりました。合併の結果、クラブ内において年齢の推移がスムーズになり、シニアがジュニアの面倒をみるという構成をつくることに成功しました。現在もなお、安定してクラブは運営されています。
 ニュージーランドでは、クラブ間でさえ毎年移籍があります。アマチュアなので、もちろん移籍金など発生しませんが、クラブマネジャーなどのサインが必要になります。このことについて、私のホストファザーは以下のように考えています。
 「強いクラブを求めて移籍することは、クラブの発達のためにはよくない。生まれ育った地域のクラブをその地域の人々で育てていくことが大事だ。」と・・・。
 そして、「PCUのプレミアWomenは、若い柱的選手が存在しているため、しばらくは安定したクラブになるだろう。U-19の中にもカンタベリー代表選手もいるので、来年もその先も期待できる。」と言っていました。というのも、ホストファザーは48年間クリケットクラブに会員として所属し続けています。
 さすがに今は選手としてプレーはしていませんが、年会費を払い、会議があると駆けつけ、クラブハウスのバーやどこかで助けが必要になれば赴きます。なぜなら、クラブの会員だからだそうです。
 ちなみに、そのクラブの会員数は、少子化の影響を僅かに受けているものの、ほとんど変わりないそうです。
 自分がプレーするわけでもなく、自分の子供がプレーするわけでもないのに労力、お金を払ってまで会員であり続けるということに文化の違いを感じました。きっと日本だと、引退したらそれっきり。OB会、OG会が存在しても、現役との距離はそれほど近くないように思います。
 「地域のスポーツ」、「おらが町」、ここ、ニュージーランドではしっかり根付いています。
写真左から1枚目:PCUmix
写真左から2枚目:ホストファザーのクリケットクラブのフィールド
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