[2009/08/17]8月15日 Jリーグ観戦ツアーレポート
今回は16名と比較的少人数のツアーとなりましたが、「すぽまぐ@富山」のコラム連載でもお馴染みの河村優さん、当日のサプライズゲストとして現役なでしこリーガー(スペランツァF.C.高槻所属)の中岡麻衣子さんをお招きして、肉声による観戦ナビゲーションを行っていただきました。
試合は20211人のサポーターで埋まった万博記念競技場で19時3分キックオフ。個人技でG大阪守備陣を切り崩しにかかる浦和に対し、G大阪はルーカス、レアンドロの外国人2トップのスピードを活かして鋭いカウンター攻撃を狙う展開に。河村さんからは「G大阪は攻撃時には4-2-3-1の陣形だが、守備時は4-4-2と固く守っている。浦和がこれを崩すには、速いカウンターやサイド攻撃を仕掛けるか、ミドル・ロングシュートを積極的に打っていく必要がある」と、両チームの戦いぶりに対する情報が提供されました。
浦和は62分、高原に代えて闘莉王を2列目に投入して流れを変えようとしますが、両軍とも決め手を欠いた状態が続きます。河村さんは「両軍ともサイドバックのアイディアが足りない」「積極的なサイドチェンジをしてほしい」と、ゴールを決めるために欠けている部分をプロコーチの視点で指摘。 両軍無得点のまま引分ムードが漂い始めた89分、途中出場のG大阪・播戸がGKの股間を冷静に抜いてゴールに押し 込み、劇的な決勝点を挙げました。
試合後、帰りのバスが出発するまでの短い間を利用して、河村さん・中岡さんに試合の講評をいただきました。河村さんからは「夏場の試合ということもあり、両 チームとも活動量が物足りなかった。もっと積極的にゴールを狙う試合を見たかった。選手起用もベストであったかどうかは分からないが、結果的には、G大阪の方が自分達の狙い通りのサッカーを展開できていたように思われる」と締めくくりました。
中岡さんは「河村さんの指摘されていた、積極的なサイドチェンジを行う重要性は、ボランチとしてプレーする自分の参考にもなった。スタンドで見ていたら簡単に思えることが、ピッチにいるとできなくなることがある。今後のプレーに活かしていきたい」と、現役プレーヤーならで はの感想を述べられました。
観戦ツアーにおける外部の方をお招きしてのナビゲーションは初めてでしたが、参加者からは「サッカーを見直すきっかけになった。勉強になる」と好評をいただきました。
今回、お盆のお忙しい中を参加いただいたお客様、ナビゲーションに駆けつけてくださった河村さんご夫妻と中岡さん、チケットを手配いただいたガンバ大阪関係者の皆様、快適なバスの旅を提供いただいた中部観光様に感謝申し上げます。
*次回のJリーグ観戦ツアーは、10月17日(土)新潟-浦和(東北電ビッグスワン)です。
日程や各種割引サービスの発表は追って行いますので、たくさんの方々のご参加をお待ちしております。