[2010/07/18]7月18日(日)タウン情報とやま主催・観戦ナビゲーションに協力
この企画は、㈱シーエーピーが発行する情報誌『タウン情報とやま(TJ)』の発刊30周年を記念し、同社がこの試合のスポンサーとして実施した様々なイベントの一環として行われたものです。
富山県内を主戦場に活躍するDJ・タナベマサキさんと、独特の恋愛観をオリジナル曲で謳い上げてマニアックなファンを持つシンガーソングライター・鼻毛の森(橋詰晋也)さんによる、お茶の間のオヤジトークを思い起こすナビゲーションを目指して行われた本企画に対し、TSCはナビゲーション機材の提供でサポートしました。もともと『劇団キャスティングボード』としてコンビで活動していた2人のコラボレーションに、試合前から一部のコアなファンから問い合わせなどが寄せられました。
午後1時、前日の梅雨明けがもたらした灼熱の太陽の下でプレイボールがかかると、二人は早速バックネット裏スタンドに陣取ってトーク開始。ところが、あまりの暑さで早々に疲労の色が濃い二人を見かねて、スタッフが急遽ネット裏最上段の放送ブースを手配。エアコンの効いた快適な空間を確保し、ようやく二人のトークの冴えも普段の調子を取り戻します。
「息詰まる試合展開で、あまり茶化す雰囲気じゃないなぁ」とボヤキながら正統派の実況を行うタナベさん。
時々「これはどうなんでしょう?」と無茶振り気味のキラーパスを投げますが、絶妙の「間合い外し」で隙あらば自分の世界に引きずり込もうとする鼻毛さん。あうんの呼吸による長年のコンビワークが縦横無尽に生かされる流れになりました。
試合は富山が福井先発左腕・橋本を打ち崩せず、ようやく初安打で走者2塁に進めたのが7回裏。
ここで福井は逃げ切りを図り、エース藤井をロングリリーフに投入します。
富山は送りバントなどで3塁に走者を進めると、山内の一ゴロが野戦を誘い1-1の同点に追いつき、続く上田の犠飛で遂に2-1と逆転に成功。しかし、9回に投入した木谷が誤算。先頭打者に出塁を許すと得点圏に送られ、適時打を食らう最近の負けパターンそのままに9.10回に失点、結局1安打2得点しかできず3-2と敗北。後期を迎えても投打がかみ合わないチーム状態が浮き彫りになりました。
今回の受信機貸出しは30台中15台となりましたが、球団ボランティアスタッフの皆さんからも「スタンドにいない時にも試合展開が気になる」などと貸出しのオファーもいただきました。残念ながらスタンド下に降りると受信感度が極端に落ちるため、スタンドでの観戦以外では使用できないことをご説明しましたが、来場客だけでなく思わぬところでニーズのヒントをいただいたような気もします。
また別の機会にもBCリーグでナビゲーションを行いたいと思っておりますので、皆様のご協力を引き続きお願いいたします。
また、試合当日の様々なイベントを主催された㈱シーエーピーの皆さん、オファーをいただいた富山サンダーバーズベースボールクラブ関係者各位に、心から御礼申し上げます。