[2011/09/10]おやべスポーツクラブに指導者派遣
午前10時、嶋田マスターの「サッカーは楽しいスポーツです。みんなも笑顔でサッカーしましょう」との挨拶で始まった指導では、ドリブル練習や複数のボールを使ったミニゲームが展開され、1時間半の予定を瞬く間に終えました。子供たちの「もっとゲームをやりたい!」と訴える表情に、コーチ一同も手ごたえを感じていました。
昨年からスタートしたおやべスポーツクラブへの指導者派遣は今回が4回目。いつものTSCサッカースクールとは異なる環境の中、スポーツを通じたコミュニケーション構築を子供たちと図る、指導者にとっても貴重な機会でもあります。毎回「生きた学びの場」を提供いただいている、おやべスポーツクラブの関係者・生徒・保護者の皆様に厚く御礼申し上げます。
*以下、嶋田スクールマスターのレポートです。
今回は初めてサッカーをする子どももいるということもあり、まずはボールフィーリングでウォーミングアップを行いました。私が低学年をコーチングする時には、ボールと楽しく関わるためのトレーニングを必ず行います。手で触ってみたり、のってみたり、はずませてみたりとボールとたくさん関わる中で、ボールの特徴などを知ることができます。
「サッカーって手を使ったらだめなんだよ」と言っている子どもがいましたが、「今は試合中じゃないから、手で触ってもいいんだよ」と言うと、喜んで触る子が意外とたくさんいます。「サッカー=手で触ってはいけない=やりにくい・やりたくない」と思っている子どもはたくさんいて、ボールへの潜在的な苦手意識がなくなれば、より多くの子どもたちがサッカーを楽しめるのでは?と、改めて感じました。
そして、今日のテーマを発表。「今日は、試合でシュートを決めるための練習をするよ!」と伝え、2つの練習に取り組みました。
まずドリブル練習。「おやべスポーツクラブのグラウンドを一周してこよう」と、非常に素晴らしい芝のグラウンドをドリブルで回ってきました。あっちいったり、こっちいったりしている子どももいましたが、コーチに必死に付いていこうと頑張っている子どもたちの姿をみると、ほほえましい気持ちになりました。最後は、「先にゴールにシュート決めたら勝ちだよ。」と競争を行いました。
次は、「シュート」です。これも競争形式で2人でどっちが早くシュートを決められるのか勝負しました。シュートを外しても、最後まであきらめずに追いかける子どももいたので、「とっても素晴らしい!」とみんなで拍手したりもしました。
そして、待ちに待ったみんな大好きミニゲーム!二つのチームに分かれた子どもたちは、「2つのボールを使う。ラインアウトはなし」という特別ルールの中、一生懸命ボールを追いかけていました。中には、練習の成果を早速発揮してシュートを決めた子どももいて、子どもの学習能力のすごさに改めてびっくりさせられました。
最後は、「子どもたちVSコーチ陣」でしたが、完膚なきまで叩きのめされました。(ちょっと悔しかったですが…)
ゲームを終えると、「サッカーは楽しいので、友達や家族と一緒にサッカーしてね!」と伝え、今日のわんぱくチャレンジを終了しました。
今日は、子どもたちとサッカーをする楽しさを改めて感じることができました。今後の、多くの子どもたちとサッカーを通したコミュニケーションをとっていき、私も子どもたちと「共に」育っていきたいと思いました。
最後になりましたが、幾度もこのような機会を与えてくださっているおやべスポーツクラブの皆様、暑い中、最後まで温かく見ていただいた保護者の皆様、いつも私たちの活動のお手伝いをしてくださる富大女子学生の皆様、そして、短い時間でしたが、一緒に楽しい時間を過ごしてくれた子どもたちに厚く御礼を申し上げます。