[2011/11/13]おやべスポーツクラブに今年2度目の指導者派遣
富山大学生の大川明日香・犀川かい両コーチの指導のもと、子供たちが元気いっぱいにボールに親しみました。
若いコーチたちの手作り・体当たりの指導を、毎回快く受け入れてくださるおやべスポーツクラブの皆様に、心より御礼申し上げます。
以下、犀川コーチのレポートです。
今回は小学校1~3年生16人とサッカーを楽しみました。前日まで天気は雨で心配しましたが、当日はサッカーにふさわしいさわやかな晴れの日になりました。
午前10時、「こんにちは!」とあいさつをすると、まだちょっと緊張しているようで小さな声で「こんにちは。」が返ってきました。「元気ないなー。こんにちは!」もう一度大きな声であいさつをすると、空まで届きそうなぐらい、大きな声の「こんにちはー!」が返ってきました。
はじめにしっぽとり鬼ごっこをしました。ビブスのしっぽを付けて、最初は一人一人動きました。慣れてくると、二人組になって手をつないでやりました。二人で違う方向に逃げて行きそうになって、手が離れてしまいそうになった瞬間もありましたが、お互いに「どっち?」と声をかけ合ったり、お尻とお尻をくっつけるようにしてしっぽを取られないように守ったり、いろんな工夫が見られました。
サッカーを初めてする子もいたので、いくつかボールフィーリングをしました。4人組で、4つのボールを落とさないように上手にパスをしながらまわしたり、自由にドリブルをしながら、足の裏や膝などからだのいろんな所を使ってトラップをしたりしました。コーチの笛が1回鳴ったら足でトラップ、2回鳴ったら膝でトラップなど、ルールをだんだん付け足しながら、みんなで楽しくボールと触れあいました。
ボールに慣れてきたので、その後は4人1組に分かれて攻守を決め、ディフェンスが立っている3本のラインを突破してゴールをするというゲームをしました。4人のディフェンスに対して2人ずつ攻めていったのですが、初めは攻める側がディフェンスに突っ込んでいってすぐにボールを跳ね返されてしまったり、どうしようか迷っている間にボールを取られてしまったり、なかなかうまくいきませんでした。
でも、ここからが子どもたちのすごいところです!「二人いるんだし協力してみたら?」とこっそり伝えると、「一人が敵を呼んで、もう一人がその間に行く!」という案や、「右に行くと見せかけて左に行く!」というフェイントをかける案まで出てきました。
その後は、一度跳ね返されたボールをもう一度ゴールまで運ぼうと最後まで諦めずに頑張る姿や、「負けるもんか!」と何度も果敢に挑戦する姿が見られました。
そして待ちに待った、みんな大好きミニゲームです!前日までの雨天ということもあり、滑りやすいグラウンドにもかかわらず子どもたちは力いっぱい走り回っていました。それまでのトレーニング等では「汚れるー!」「汚いー!」と言っている子どもも多かったのですが、いざゲームが始まってしまうとそのようなことは忘れ一生懸命ゴールを目指していました。あらかじめ4人4チームに分けてあり、直前のライン突破でお互い1チームと対戦しており、ミニゲームでは残りの2チームとの対戦をしました。ライン突破では活躍できなかった子どもも、ゲームとなると何点も取ったり、ゴール前を守って大活躍する子もいたりと、ミニゲーム中はそれぞれが活躍するシーンがたくさん見られました。
ミニゲームが終わった後は、みんなで片付けです。TSCでは普段のスクールから「自分たちで使った物は自分たちで片付ける」ことを大切にしているので、コーチ派遣先でも子どもたちと片付けをしました。ボールにマーカー、コーンなど片付ける物がたくさんあったにもかかわらず、一人一人が迅速に動きあっという間に片付けが終わりました。そのまま帰りのあいさつをし、今回のわんぱくチャレンジを終了しました。靴やズボンが汚れてしまった子どもたちでしたが、どの子も元気よく帰っていきました。
その後はボール、マーカー、コーンなどが泥で汚れていたため、丁寧に水洗いをしてお返ししてきました。
最後になりましたが、いつも私たちの活動を快く受け入れてくださるおやべスポーツクラブの皆様、だんだんと冬に近づき寒くなる中、最後まで温かく見ていただいた保護者の皆様、初対面でも仲良くサッカーを楽しんでくれた子どもたち、すべての皆様に御礼を申し上げます。