[2014/01/28]【レポート】加藤寛さん講演会を開催しました(新聞記事あり)。
加藤さんは神戸フットボールクラブを皮切りに、40年にわたりサッカー指導者として活動するかたわら、一貫して「地域におけるスポーツクラブの存在」についての研究・実践を行ってきました。
会場には県内のサッカー関係者や大学生、サッカーをしている子供の保護者など36名が集まりました。
冒頭、加藤さんは参加者を少人数のグループに分け、「地域スポーツクラブの理想像を自由に語り合ってください」と議論を促しました。
「子供から大人まで一生携われるクラブ」「強化よりも青少年の育成や絆づくりを優先」など、参加者間でさまざまな意見が交わされた後、加藤さんから「多くの人が自分の意見を持ち、自由に議論できるのはサッカー界ならでは」との言葉が投げかけられました。
加藤さんは神戸FCの長い歴史の中で「クラブがどのように成長し、住民から必要とされてきたか」をひもときながら、ビジョン・ミッションや運営の民主性・公益性など、クラブ運営の骨格をなす要素を重点的に語りました。
盛りだくさんの内容を限られた時間に凝縮したこともあり、「クラブの収益向上策」などのエッセンスは駆け足での説明になりましたが、講演後も熱心に加藤さんに質問をする保護者の姿も見られ、「クラブ」という理念の大切さを再確認する場となりました。
講師の加藤さん、参加いただいた皆様、ありがとうございました。
*取材記事(順不同):
富山新聞様
北日本新聞様