[2010/06/19]おやべスポーツクラブ わんぱくチャレンジ指導の模様
TSCが開始した、おやべスポーツクラブへの指導者派遣は女子サッカー教室にとどまりません。
6月12日(土)には「わんぱくチャレンジ」にコーチらを派遣、サッカーをツールとした「遊び」を指導させていただきました。
以下、嶋田スクールマスターの報告です。
今日の教室は「わんぱくチャレンジ」。
今日のコーチは私(嶋田)、高原コーチ、大沼コーチ、安田コーチ、そして前回と同じように富山大学の女子学生をアシスタントコーチに迎え、元気いっぱいの低学年の子どもたち約20人とサッカーを楽しみました。
今日のトレーニングのテーマは「人とボールと関わろう」。
ウォーミングアップは「じゃんけん鬼ごっこ」。じゃんけんのルールで追いかけ合うというゲームです。例えば、自分がグーだったら、チョキしか捕まえられず、パーにしか捕まえられません。捕まえられたら、捕まえられた人と同じパーになってしまいます。(どれかに固まるのでは?と感じるかもしれませんが、意外と分散するんです。)
さて、子どもたちはというと・・・最初からフル回転!そして、なぜかいつも勝つのはチョキチームでした。(チョキだったコーチが本気でやっていたのかな?)
次にUFOゲーム。手の平にのせた自分のボールを落とさずに相手のボールを落とすゲームです。ルールは「相手の体にさわらない、コーチのボールを落とした人は5点」の2つだけ。子どもたちは周りの子の存在を忘れるかのように、コーチたちに群がっていました。
盛り上がったところで「どんなときに相手から簡単にボールを取れるかな?」と質問を投げかけると、「相手の後ろからボールを落としたらいい」というアイディアが出ました。「じゃあ、相手の後ろに回りこむように工夫してみよう」と言うと、子どもたちは相手(コーチ)の後ろに回りこむように工夫していました。そのアドバイスのおかげか、最後には40点を取っている子もいました。
さらに、「ボールと関わる」ということで、ボールを思い切り上空に投げあげ、どれだけ飛ばすことができるか競いました。「体全体を使おう」というコーチのアドバイスを聞くと、子どもたちは勢いよくボールに力を伝えていました。しばらくして、「次は地面にたたきつけて、ボールをバウンドさせて、センターの屋根を越そう」に変わり、子どもたちは全身を使ってボールに力をこめていました。無意識に声を出している子もいました。
今度は「ボールと人と関わる」ということで二人一組になって空中でボール交換もしました。「お友達と仲良くなろう」とコーチからアドバイスをもらうと、子どもたちは声をかけあったり、合図を決めたりと自分たちなりにコミュニケーションをとってうまく交換していました。
そして・・・しめはもちろんみんな大好き「ゲーム大会」です。この時期にそって大会名は「おやべワールドカップ」。黒の「スペインチーム」、オレンジの「オランダチーム」、黄色の「ブラジルチーム」、緑の「メキシコチーム」に別れて、総当たり戦でゲームを行いました。子どもたちは必死にボールを追いかけ、ボールがコートの外にでても分からないぐらいの執着心を持っていました。シュートを決めると、チームみんなで大喜び!子どもが喜ぶ姿を見ると、こちらもすごくうれしい気持ちになれました。
最後に「また一緒にサッカーをしようね」というコーチの言葉で締めくくられ、子どもたちはコーチ一人一人とハイタッチをして今日の教室を終了しました。
暑い中、子どもたちは本当に楽しそうにサッカーをしていました。子どもたちは知らない人に出会うと、何かしらアクションをおこして、どんな人とでも仲良くなろうします。そんな子どもたちを見ていると、大人は見習わなければならないなと思いました。
そして、どんな人とでも、自然に仲良くなり、喜びが何倍にも増すスポーツの良さを改めて感じられる時間でした。
最後になりましたが、幾度もこのような機会をあたえてくださったおやべスポーツクラブの皆様、暑い中、最後まで暖かく見ていただいた保護者の皆様、そして、短い時間でしたが、一緒に楽しい時間を過ごしてくれた子どもたちに厚く御礼を申し上げます。